こんばんは。福岡店スタッフ真木です。
最近、湿度の高い毎日で大変ですね…不快な気持ちは楽器に取っても同じ事ですので、
適度に部屋の温度と湿度を調整して、
「人間が暮らしやすい状況、環境」に一緒に置いてあげてくださいね。
私も本来自然風 or 扇風機派ではありますが、楽器の為、ドライにしております^^;
さて、本日のブログは
「SAITO Guitars」の徹底試奏インプレッション!仕様やこだわりに関しては以前の東京店ブログに詳しく記載ありますので、
そちらを御覧頂くとしまして…
東京本店ブログ → http://bug.seesaa.net/article/419403343.html今回の福ブロは
"完全プレイヤー目線"でのレビューを致します!
一応曲がりなりともバンドマンだった真木、頑張ります^^
●製品仕様●
Scale: 647mm 22F (Fenderスケール)
Body: Alder2p (Carved)
Neck: Hard Maple - Rosewood Fingerboard
Peg: Gotoh H.A.P
Bridge: Gotoh 510
Single Coil Pickup: SAYTONE SCREAM
Humbacker Pickup: SAYTONE Sledge α(アルファ)
Finish: Thin Matte Finish
「Black」「Maroon」「Carrot Orange」「Moss Green(GOTOH MG-T搭載)」「Navy Blue」の合計5色!(東京本店の1stロットに続く、2stロットの5本です!)
もちろん、全色共に弾き比べた上でインプレではありますが、その中でも今回は
「Black」をメインで試奏しております。
それではスタート!!
★サウンドインプレッション★
【クリーンサウンド】とても素直でクリアなサウンドです。
S-S-H仕様のPUのセレクトがそれぞれキャラクターが立っていますので、様々なジャンルに対応可能。フロントPUをセレクトして、トーンを軽く絞ればジャジーなトーンも作れます。
ルックスはモダンなコンポーネントギターですが、どちらかと言うと、
適度にヴィンテージライクなサウンド、という印象。
故にアンプやペダル次第で縦横無尽に立ち回れるのがこのギターの魅力です。
ピッキングに対するレスポンスは良いですが、
"シビア過ぎない"弾きやすさを感じました。
【クランチサウンド】ハイミッドが立つ「ジャギジャギ!」としたサウンドになります。
特にセンター & フロントとセンターのミックスポジションセレクト時には、
若干テレキャスターライクなハイの立ち方と輪郭を感じました。
ボディ材が軽めのアルダー、という事もあり、適度な暴れ感がこれまた気持ちいい。
(5本のウェイトは3.15Kg〜3.44Kg)
若干歪ませる事で倍音も十分に確保が出来、鈴鳴り感も前に出てくるので、
きらびやかなアルペジオや、チャキチャキというよりもちょっとキラっとした
ゴージャスなカッティング(うーん、わかりにくいwww)にバッチリマッチしますね!
個人的にクランチの時、まず初めに「D add9」のローコードを弾いて、
押弦と開放弦のバランスを見るのですが、倍音感、鳴りのバランス共にバッチリでした。
【ドライブサウンド】オーバードライブ〜ディストーション(リードトーン)まで試しましたが、
過度に歪みきらない、しっかりとローが締まっている事でタイトで輪郭のある
歪みサウンドを楽しめました。
ブーミー感やモコつき、という部分は全く無く、ハムバッカー
(SAYTONE Sledge α(アルファ))とは言え、クリアに響くトーンです。
逆にセンターとフロントのシングルコイルPU
(SAYTONE SCREAM)は
シングルを深く歪ませた時特有の"ゾリゾリ感"が半端無く面白い^^
良い意味で飽和感の無い、適度な枯れ感を感じました。
特にリアとセンターのミックスポジション(リアはオートタップ)では、
ヘヴィリフを弾く時に効果的!と感じましたね。
現代のラウド、ヘヴィロックシーンのギタリストは重さを突き詰めると、バンドでの音抜け、
存在感を出すにあたり、シングルコイルに回帰する流れがここ数年あります。
(P90も然り…ですね)
そこを鑑みた際に、このギターのセンターPUの使い勝手の良さ、ミックスポジションの存在感は
かなり使える!と感じました。
それでは、以下、細かい部分においてのインプレ!
★プレイアビリティ★
【ネック】サラサラとした手触りのネック!
メイプルネック好きの方は塗装が乗ったペタペタとするネックよりも、
こちらのサラっとしたネックがお好きな方が非常に多い!
この部分は大きなアドバンテージだと思います!
シェイプは標準的なCシェイプ。
薄くもなく、厚くもなく、万人に受け入れてもらえるネックですね。
ネックの太さ、厚みはトーンにも影響するのでこれぐらいがベスト、と私も感じました。
平ためのラディアスの指板もフィンガリングが非常にしやすく、好印象!
レガートプレイも難なくこなせます。
【フレット】結構ローアクションでの設定で弾きましたが、ビビリは皆無です。
そして低い弦高時特有のパシャパシャ感もなく、生鳴り感もしっかり楽しめます。
比較的細めのフレットが打たれているのも印象的でした。
そして、細やかなこだわりとして、やはりタングを隠す形で打たれている点もポイント!
将来的に気が痩せて指板エッジにバリが出てきてしまう事を未然に防いでいます。
【ボディシェイプ】ボディバックに設けられたコンターが座った時、立った時、どちらもバッチリにフィット。
若干小ぶりなボディも日本人の体型にしっかりフィットです。
★アプリケーション(スタイル、ジャンル)★
【どんな音楽に向いている?】これは…絞れませんでした!
それだけ
ジャンル、奏法、音作り、全てにおいて非常に平均点の高い、
守備範囲の広いギターという証です。
演奏者ご自身が決める、どこへでも行ける、可能性が広がるギターだと思います。
ルックス的にはモダンではありますが…見た目に因われず、是非弾いて感じてもらえるのを
楽しみにしています^^
【どんな人に持って欲しい?】これも難しい…とにかくバリバリ弾き倒して欲しい!と思います!
演奏に集中出来る、そして様々な色が描ける、という点においては、
バンドマンの方、セッションギタリストさんにもお持ち頂ければ嬉しいなと思います。
個人的にはバリバリのポップスでバッキング、ソロになったら流麗なバカテク!と言ったような
展開を見せてくれるギタリストさんに持ってもらえたら心躍りますね〜(笑)
【値段について】完全自社生産のハンドメイドにこだわり、ハードケース付きでこのプライス。
20万円を切るプライスでここまでのクオリティとこだわりを詰め込んだギターが
国内で生産される時代です…恐ろしい。
ハッキリ言って、コストパフォーマンス高過ぎです!
先日東京本店にも入荷を果たした
MS642(マルチスケール)や、
モダンな音楽性にも対応した
7弦、8弦の登場も心待ちにされるSAITO Guitars。
現在
「S622」が九州で試せるのはボトムズアップギターズ福岡サンパレス店だけ、です。
★福岡サンパレス店 デジマートページリンク
→
http://www.digimart.net/cat01/shop4895/DS02877932/気になった方、是非ご来店の上、お試しください!
このブログだけでは伝わらないフィーリングを共感出来たら、嬉しく思います!
それでは、最後に先日公開された
Godspeed氏による
SAITO Guitars S622 デモンストレーション映像を御覧ください。
この動画がすべてを語り尽くしてくれる事でしょう。
動画を見た後にまた記事を読み返してもらえたら、そしてご興味を持って頂き、
お店に足を運んで頂けたら、とても嬉しいですね^^
それでは、また!
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