2018年07月22日

今改めてピックによる音の違いとトーン探求!

こんにちは。福岡サンパレス店 真木です。

毎日暑いですね!こちら福岡も連日、猛暑で大変です…。
店舗を涼しくして、たくさんのご来店お待ちしております!


さて、今回のブログは「ピック」に関して。皆さん、ピックにこだわっていますか!?

手頃なお値段で購入出来るアイテムでありながら、何気に
”機材の中でも身体からギターに近く、弦にダイレクトに繋がる"重要な部分。
弦と同様に"ギタリストのメンタルをフィジカルに変換、直結する"奥深いアイテムです。

且つ「ロックギターのアイコン」としても、アクセサリーなどのアイテムのデザインとしても非常に可愛く、日常に置いても身近な存在ですよね。

エフェクター、アンプ、ギター本体、サウンドを構築するファクターは数あれど、
今だからこそ意外とここに注目すべきなのでは?と感じましたので、
今回ブログに取り上げてみました。

と言うのも、最近、私真木自身がピックを見直した事が非常に大きなきっかけなんですね。もちろん分かってはいましたが「ピックでここまで音が変わるの!?弾き心地が変わるの?」と言う、改めての感動と驚きを是非皆さんにも共有したい、と思ったのでした。

これまで私、「Jim Dunlop JAZZ III(1.00mm)」 をずっと愛用してきました。
(弊店でも好評販売中!)

BUG_PICK_JAZZIII_20180720.jpg

ギターを始めた時、Fernandes "L'Arc~en~Ciel Kenさんシグネイチャーピック"で始めた事もあり、ずっとこのジャズシェイプに馴染んできた事がスタートであります。
厚みは変わりつつも、このシェイプで弾き続けて、早20年。

このJazz IIIの形をモチーフに、バンドマン時代に自分のピックを作った事もあります。

BUG_PICK_MAKI_20180720.jpg

JAZZ IIIよりちょっとだけサイズが大きくなったこのピック。
当初はお気に入りだったのですが、プレイスタイルの変化もあり、しなりが強すぎたので、現在では保管中…。(欲しい方は店頭にて真木までご相談ください (笑))

ピック探しで問題になると思うのが「俺にはこのピックしかない!」と言う若干の"強すぎるこだわりと妄信"が邪魔をするという事!ギタリストにはありがちかと思います。
と言うのも、まさしくそれがこれまでの真木自身の事だからです(笑)

しかし、最近、何気なく弾いたピックが自分の中でかなり大ヒットだったのです。

MASTER8_Pick01.jpg

MASTER8_Pick04.jpg

MASTER8_D801Series.jpg

弊店でも大好評の売れ行きを博している「MASTER8 JAPAN」ピック。

その中でも"JAZZ XL INFINITE Hard Polish" がかなり個人的にヒット!

メンテナンスでギターを試奏している時に、弊店のサンプル用MASTER8を全種類弾き比べてみたんですね。その結果、このピックの魅力に改めてドハマり!

カッティング、アルペジオ、パワーコード、ストローク、ソロ、16分の刻みリフ…などなどあらゆる奏法で弾き比べ。

BUG_PICK_MASTER8_INFI_H_Rubber_JAZZXL_20180720.jpg

個人的ベストな厚みは一番厚い1.2mmでした。こちらの写真の緑です。
フレーズによっては1.00mm(隣の黄色)も非常にGood。
これまで使用していたJAZZ III より若干サイズが大きくなったのですが、そこまで違和感がないです。

ティアドロップだとちょっと大きいので、指から出るピックの先端部分が出過ぎる感覚がありましたが、JAZZ XLだとちょうど良い。

むしろこれまでのJAZZ IIIではサイズが小さい分、深く持ち過ぎていた事により、常にピッキングハーモニクス気味になったり、ピックのしなりが無くなる分、コンプ感が強くなる & 中域が強く出る、と言う音の特徴があった半面、こちらの方が音がクリアで太い。
しなり方、弦に当たる面積の広さ、弦離れの早さ、エッジの立ち方…全てがフィット。

そして、ラバーグリップのホールド具合がちょうどいい。
弾いている途中にピックを持つ深さを奏法によって微調整したい真木に取っては、滑り止めは良し悪しだったのですが、ラバーグリップは違和感を感じなかったのでした。

MASTER8_Pick_Sample.jpg

厚みに関しては、その方のプレイスタイルやジャンルで非常に左右されますので、こればかりは何枚か購入頂いて、実際にフレーズや楽曲を弾いて見つけて欲しいです。
ちょっと厚みが変わるだけでも、レンジ感、音量、弾き心地が全く変わります。

同じフレーズを一枚一枚とっかえひっかえ弾き比べると本当に音が違いますよ!
20年ギター弾いて今更かよ!と言われると恥ずかしいのですが、逆に20年ギターを弾いてきた人間が改めて感動するピックの奥深さ…と感じてもらえると嬉しいですね。
本当にエフェクターのイコライザーを結構いじったくらいの変化です。

ギターもトーンを探求していくとドンドン身体に近づいていく=フィジカルになっていく…と言いますが、本当ですね。

BUG_PICK_01_20180720.jpg

という訳で、弊店ではMASTER8 JAPANを始め、ピックもたくさん取り揃えております。
ピックだけわざわざ購入に来てくださるお客様もおりますよ^^

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今回は、真木の個人的な趣味嗜好&プレイスタイルの感覚でMASTER8 JAPANのピックをフィーチュアする形になりましたが、こればかりは各々の好みが大きく関わるモノなので、他のピックと比べての優劣ではない、と言う事をどうぞご理解ください。
この記事をきっかけにもっと様々なピック探求の旅に出て欲しい、と言うのが本ブログの目的です^^

私真木のピック探求の旅は終わっていない…どころか、多分今回始まったばかりなので、ある日違うピックについて熱く語りだすかもしれませんしね(笑)

ピックを見つめ直す事で自分の弾き方、目指すトーンを再度確認し、そして弦、ピックアップ、ギターやアンプの探求に繰り出す…それによって間違いの無い、より良いベストな楽器選びにも繋がると思います^^

ピックで様変わりするトーンの違い、弾き心地の変化、そこをいちギター好きとして皆さんと共有したい、その熱量のみ!その一点のみです!
100円〜150円とは言え、今後のギターライフの充実度、楽しみが変わる重要アイテム、と敢えて今、声高に主張したい真木でした。
(ピック試奏などはさすがにお控え下さい(笑)買ってゆっくり試してくださいね^^)


最後に!
バンド:グッドモーニングアメリカ ベーシスト たなしんさんのYoutubeチャンネルにて
弊店もお世話になっております「池田工業株式会社」さんのピック製作工程の動画が見られます!こちらも是非とも要チェック!

一枚一枚の仕上がり、見た目にもこだわられて手作業にて作られていく流れを見ていくと、ピック一枚一枚により愛着が湧く素敵な動画です。



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2018年07月12日

ダウンチューニングに適したギターの良さとは?《スタッフ真木のラウドロック観、そしてBUGおススメのラウドギター!》

こんにちは。福岡サンパレス店 真木です。

さて、いきなり個人的な音楽的嗜好のお話からスタートするのですが、
私真木「ラウドロック」好きです!
そのジャンルにおいて、必須になってくるのが、「ダウンチューニング」

Drop-Dは当たり前、全弦半音下げ + Drop C#、全弦一音下げ + Drop C、
はたまたDrop B、Drop Fなど、音楽性の広がりと共に多岐に渡るダウンチューニング
が展開されてきている昨今のロックシーン!

先日は、PRS S2 Custom24の「Drop Bチューニング + 011〜056ゲージ弦への変更」
のモディファイメンテ & セットアップ依頼もいただきました!

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PUもPRS Metal PUへの交換、ポットもアップグレード、ナットもブラックタスクに交換&弦溝調整、お好みのサウンドやプレイスタイルのジャンルに合わせたトータルセットアップも経て、ラウド専用機として生まれ変わり、お喜び頂けました。


という訳で、今回はドロップチューニングを要するロック=便宜的にひとことでまとめると「ラウドロック」に関して、個人的な嗜好も交えながら、ジャンルに適したギターとその利点と魅力について執筆してみました。
今回はプチコラムのような内容になっていますので、どうぞお気軽にお読みください^^


まず「ラウドロック」とは?
恐らくこの呼称も曖昧なものではあります、日本的な呼称かとも思います。
ジャンルの意味合いも広く、個々人で捉え方も違いますので、ここはある程度個人のジャンル感覚で判断してもらえばいいと思います。かなりザックリ言うと、メタル〜ハードコア〜エモ・スクリーモ近辺を想像してもらえればと思います。ギタープレイにフィーチュアするとザクザクとしたリフが主体のアプローチが楽曲を通して割合を占めます。
以下のリンク先も是非チェックです!

★日本を代表ラウドロックバンド10選
https://www.redbull.com/jp-ja/loud-rock-select-10



私真木自身はLIMP BIZKIT、LINKIN PARK、HOOBASTANK、日本ではRIZE、宇頭巻、GUNDOGなどのいわゆるニューメタル/ラップメタルから始まり、その後はEMO/SCREAMOの流れも受け、THE USED、Finch、Funeral For A Friend、SAOSIN…などがメインで好きになりました。
比較的お茶の間にも浸透しているラウドロックと言えば、UVERworld、ONE OK ROCKもそうですよね。
HR/HMはもちろんながら、いわゆる90年代〜00年代ミクスチャーと呼ばれる音楽から7弦ギターの盛り上がりなどを経験しつつ、ドップリとハマっていった世代です。

KORNやSteve Vaiの使用によって隆盛を極めた7弦ギターも一時は影を潜め、その後、主流になったのが6弦ギターの太いゲージでのDropチューニング。そこで先述の様々なダウンチューニングの幅が広がってきたんですね。

今では、ラウドロックはプログレや民族音楽などとのミクスチャーを経て化学反応を起こしつつ、多様性とジャンルの幅を広げて進化を続けながら、その音楽性のエッセンスは、国内のJ-ROCK、V系、アイドルやアニソンなどの楽曲にも影響が色濃く垣間見られて、
日々耳にするようになってきた事で、ある種ラウド戦国時代を感じさせる昨今のシーンとなっております。

そんな流れでラウドロックが身近な音楽にも浸透してきた事で、多弦ギターやヘヴィなサウンドに特化したギターや機材の訴求力が今まで以上に様々なギタリストに必要とされていく可能性が更に広がりました。


そして、改めて弊店の店頭を見渡してみて、特にそういった音楽性をカバー出来るギターと言えば…"dragonfly BORDER Custom666"

dragonfly_BORDER_666_2H_Alder_Matt_Main.jpg

dragonfly
BORDER 666 PG 2H Alder -Matt Black-
【弊店代表選定品】

★デジマートリンクはこちら★
https://www.digimart.net/cat01/shop4895/DS04490580/


そしてマルチスケール × 7弦"SAITO S-HL7"

S_HL7_Ash_Maple_Hien_Top02.jpg

SAITO GUITARS S-HL7
≪Ash Body × Maple FB≫ -緋宴-
【SAITO NEW MODEL 1st ロット】

★デジマートリンクはこちら★
https://www.digimart.net/cat01/shop4895/DS04323194/


それぞれの仕様や詳細はリンク先のデジマートをご参照頂きたいのですが、この2本を改めて弾いてみますと、やはりめちゃくちゃ実戦的。
それぞれがマルチスケールや、666スケールなど特徴を持つ二本ですが、それぞれのアプローチでDropチューニングを必要とする楽曲やプレイヤーへの回答を見事に提示しています。

私自身もバンドマン時代の昔は"スケールが長い事による恩恵"、"テンション感によるトーンの違い"はそこまで気にしていなかったのが正直な所…意外とプレイヤーさんには多いのではないでしょうか。
と言うか感じ取れていなかったのですが、今、改めてこのギターに対峙して思うのは、本当に音がぶれない、サスティーンが豊か。チョーキングをして伸びやか〜というサスティーンとはまた違う、和音を弾いた時の曇りや濁りの無さ、減衰が長く続く、その質感がずっと続くという良さです。音の塊が散らない、とも言いましょうか、コードの存在感が強い。

しかも、ラウドロックは歪み一辺倒ではなく、楽曲におけるクリーンサウンドとの対比が重要だったりする所、この2本は圧倒的にクリーンが綺麗。
全然ポップスや歌物のカッティングにも使えてしまうレベルのサウンドなんですよね。
PUのセレクトやマテリアルのセレクトなども考え抜かれた末の採用です。

これはドロップチューニングのラウド系のギターの人たち迷わず使いますね…と改めて深く納得しましたね。それは、長年の間に渡り今もなお全世界のラウドサウンドを支え続けているPRSや、7弦ギターの大家であるIbanezでも思いますが、そこにプラス"新しい世界や音と弾き心地の選択肢"が広がったな、と改めて感じました。

「ロック=ピッチのたわみ、フラットやシャープのズレが生み出す独特のうねりやグルーブ」という世界は確実に存在し、非常にカッコいい!と感じつつも、特に近年の鍵盤やシンセなどの同期モノとシンクロする時に、ピッチがズレてしまわないように、そしてたくさんの音数のバンドサウンドの中でしっかりと受けてくれる音像、輪郭を必要とする為に、このブレなさと音の輪郭が絶対的なアドバンテージなんだ…と感心します。

先述のSAITO S-HL7同様にstrandbergに代表されるファンフレット(マルチスケール)の浸透、7弦ギターの再びの隆盛、更なる多弦=8弦や9弦ギターの登場、そしてEVERTUNEブリッジの誕生などなど…ドンドン音楽性の進化と共に可能性が広がっているな、とも感じます。

是非、九州のラウドフリークの方もそうでない方も、一度弊店にて先ほどご紹介のdragonfly BOEDER、SAITO S-HL7を試奏してみてください。
新たなギターの可能性の発見や、大いにインスピレーションを刺激してくれる事と思いますよ。そして、PRSが何故モダンなラウドロックに長年重宝されるか?という部分も是非試奏で体験頂きつつ、スタッフ真木とのロック談義が出来ればと思います^^
ご自身のギターのラウド専用モディファイのご相談、オーダーギターに関してのご相談も待ってます!


やはり私自身も音楽が好きで、その音楽を奏でる楽器が好きで、日々職務に従事させて頂いているので、どういった音楽バックグラウンドがあるのか、なども知ってもらえたら、ご来店やお問合せの際にも楽しいのかな、と敢えてパーソナルな事をこの場に書かせて頂きました。今もジャンル問わず、素敵な音楽をディグり続けていますので、是非色々と教えてくださいね!

と言う訳で最近好きなラウドロックはこちら!






それでは、また!

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2018年07月04日

BUG 厳選"Martin Acoustic Guitar" 試奏弾き比べインプレッション!

こんにちは。
福岡サンパレス店 真木です!

2018年も折り返し…もう7月!一年って早いですね!

これはうかうかしてられない!人生あっという間!
欲しいモノ、間違いないモノは買わないと損!男の子に生まれた以上、
欲しいモノはまず手に入れる!悩むなら手に入れた後に色々悩む!
買わぬ後悔より買って後悔!…否!
買ったなら後悔せず、悩まずにずっと愛してあげる!で行きましょう!


…という事で(どうゆう事?(笑))今回ブログでご紹介するのはアコースティックギター。
その中でも特に皆さんに推していきたい&弾いてもらいたい「Martin」
弊店でも今年から正式取り扱いを始め、多数の注目を頂いているマーティンです。

★正式取り扱い開始のブログはこちら!★
http://bughakata.seesaa.net/article/457238795.html


モデルラインナップ、それぞれの仕様などのご説明はブログ、デジマートでご紹介しておりましたが、意外と一番気になる&大切な「サウンド」「弾き心地」においてのインプレッションはまだだったな、と思いましたので、今回ブログにてプレイヤー目線からのインプレをお届けしてみたいと思います。
(それぞれのモデルの仕様説明、他の写真はリンク先のデジマートをご参照ください。)
弊店スタッフ真木 & 甲斐 それぞれのインプレを載せましたので是非ご参照ください。

ご紹介するギターは以下の4本!

Martin_Lineup_20180629.jpg

D-28、D-18、000-28、そしてUSEDの0-28VSの4本。

★デジマートリンク★
●Martin {BUG} D-28 Standard 【2017年製・最新仕様】福岡店1号機! S/N 2153720
https://www.digimart.net/cat02/shop4895/DS05262271/

●Martin {BUG} D-18 Standard 【2017年製・最新仕様】福岡店1号機! S/N 2135922
https://www.digimart.net/cat02/shop4895/DS05261163/

●Martin {BUG} 000-28 (2018) 【2018年製・最新仕様】福岡店1号機! S/N 2145992
Thanks SOLD!!

●Martin {BUG} MARQUIS Collection 0-28VS 2014 《USED・委託品》
https://www.digimart.net/cat02/shop4895/DS05262281/


それでは早速インプレ開始!




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Martin D-28 Standard
【2017年製・最新仕様モデル】
福岡店1号機 《S/N 2153720》


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《試奏インプレッション》

★真木
レンジが広く、適度に締まった低域、コシのある中域、キラキラときらびやかな高域のバランスが本当に秀逸です。ネックの厚みも均一で、コードもリードもどのポジションでも弾き心地が安定していて、様々な奏法がシームレスに弾ける印象。フォワードシフトXブレイシングによる、音のしなやかさ、きらびやかさ、しっかりとした音の輪郭と和音の分離感。そしてノンスキャロップドらしいガッツのある鳴り感が魅力です。まずMartinをとりあえず弾いてみたい、体感してみたい、と言う方にはスタンダードとなる一本ですね。この一本からMartinの深い世界が始まると思います。


★甲斐
すごく耳馴染みのある音、と言いましょうか、レコードで聞けるようなあの音そのまま!という感じ。ワンストロークで思わず「これこれ!」と言ってしまうような、一番オーソドックスで分かりやすく良い音という感じですね。全体域がバランス良く出ている為か、一番音量感があるように思います。楽器をやっていない方にも「良い音のギターだね!」と言ってもらえる音の説得力がある一本だと思います。

《総評》

これぞMartin!と言える代表的なモデル「D-28」!
数多あるアコースティックギターの中でも「Gibson J-45」と双璧を成す名機ですよね。
スタッフ真木 & 甲斐共に感じたサウンドレンジの広さとバランスの良さがやはりこのモデルの人気の所以ですね。
弾いていて、そして聴いていて理屈抜きで非常に気持ちいい耳障りの良いサウンドです。
ネックの厚みも全ポジションで弾きやすく、オールジャンル対応のストレスフリーな弾き心地。このネック形状のアップデートも含め、トラディショナルなルックス × 現代的な奏法へ対応するプレイアビリティのアップデートが高次元で図られた最高の最新モデルですね。これまでのD-28を知っている方にも改めて触れて欲しい一本です。まず押さえるべき一生モノのMartin、としてオススメです!


★デジマートリンク → https://www.digimart.net/cat02/shop4895/DS05262271/




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Martin D-18 Standard
【2017年製・最新仕様モデル】
福岡店1号機 《S/N 2135922》


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《試奏インプレッション》

★真木
中域が強く、マホガニーボディのD-18ならではの音が存分に楽しめますね。
全弦、全ポジションに必ずあるミッドの存在感が大きいので、一番ラウドに感じます。
コード、単音ともにギュッと詰まった濃い音がしますね。
且つスキャロップドブレイシングによるキラッとした倍音もちゃんと存在し、
バンドサウンドのバッキングのストローク…などで非常に重宝されるのではないでしょうか。これは優劣ではなく、D-28と好みが分かれる、甲乙つけがたい一本ですね。
個人的には今回の4本のモデル中、一番の音の意外性とマホガニーサイドバックの素晴らしさを再確認できた一本です。


★甲斐
ローミッドが強めで、それがサスティーンに良く表れているな、と感じます。
ギュッと凝縮されたような音で、中低域にガッツ、迫力がありますね。全体的にも4本中、一番迫力がある感じです。巻き弦を弾いた時の、ゴッと力強く鳴る感じがすごく印象的。他モデルと比べても、良い意味で独特の溜まる感じ(レイドバック感)があって、そこに何とも言えぬ魅力を感じます。弾いていて癖になりますね。

《総評》

姉妹的存在の「D-28」と比べられる事が多いモデルですが、もはやこのモデルでしか出せないサウンドニュアンスを確固たるものとしています。
「D-28=サイドバックがローズウッド」に比べて、「D-18=サイドバックがマホガニー」の為、ローの膨らみ、ミッドの温かさが本機の特徴。
且つ、高音弦では十分なほどにキラキラとした倍音もしっかり存在しているのも特筆点。
D-28とはブレイシング構造が違い、スキャロップドの為、ゴンゴンしたローミッドのマディなニュアンスの中にもキラッとした質感が確かに残る…いう絶妙な塩梅になっています。

実際、試奏弾き比べされたお客様でも「好み的にはD-18の方が好きかも」「今所有している別のアコギがD-28傾向のサウンドスタイルなので、新しいサウンドを導入するならこっちかな」と言うポジティブフィードバックが多いのがこの個体です。


★デジマートリンク → https://www.digimart.net/cat02/shop4895/DS05261163/




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Martin 000-28
【2018年製・最新仕様モデル】
福岡店1号機 S/N 2145992

Thanks SOLD!!


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《試奏インプレッション》

★真木
ドレッドノートに比べると、音量が絶妙に抑えられていて、コンパクトな鳴りに仕上がっている印象。弾き語りや、歌物のバックでのアコースティックサウンドにうってつけ、と感じましたね。ボディの厚みとサイズがコンパクトな事による恩恵=レスポンスの早さが本個体の圧倒的な武器です。またそれにより、締まった低域 × ジャキっと立つ高域のバランスが良く、キレの良い鳴りを実現しており、コントロールしやすいサウンドと感じました。ガンガンに掻き鳴らしても、歌の邪魔をしない絶妙な音量とキレの良さです。ピッキングに対して繊細に反応してくれる点も、このサイズ感 & スキャロップドブレイシングならでは。ラウンドネックも非常に弾きやすく、どんな奏法スタイル、ジャンル、何でも対応可能な懐の深さも魅力です!


★甲斐
他のモデルよりもドンシャリ感があり、トップの響きが太くて且つ綺麗。
発音の早さもあって単音弾きやハイポジションのサウンドも積極的に取り入れたくなる感じ。上下にレンジが広がっている感じで、ベース音、トップノートを大事にしたいソロギタースタイルにも良く合いそうな印象です。それでいてガンガンとストロークしても出過ぎない、嫌味のない感じが魅力的ですね。


《総評》

こちらもMartinの代表機種。クラプトンの愛用でも非常に有名な「000-28」。
スタイル的にもドレッドノートよりもこちらのボディのくびれがキュッとなっているスタイルが好き!と言う方も多いのではないでしょうか?
ボディ圧も比較的薄めでコンパクト、それによって音のレスポンスと、解像度に優れ、
このモデルならではのサウンドが楽しめます。

指弾きスタイルはもちろん、ピックでガツンで弾いても、どんな奏法スタイルでもOK。
比較的ボーカルさんが弾き語り(ストローク & フィンガーピッキングアルペジオ)ながら使用するイメージも強いですが、ソロギターなどにもバッチリ。また、小気味良くリズミックなアプローチの際にも抜群です。特にネックがラウンドネックにアップデートされた事による、プレイアビリティの向上と、スキャロップドブレイシングに変更された事による音質向上は非常に魅力的です。また、ショートスケールによる若干のテンションの柔らかさが生み出す弾きやすさと音質もこのモデルならでは。取り回しの良さも含めて、女性が持っても非常にマッチするモデルだと思います。

Martinを始めとする多数のアコギを所有のフリークの常連さんにも「2018年ヴァージョン良いね!この仕様は当たりやね〜!」との太鼓判も頂きました!





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Martin MARQUIS Collection
0-28VS 2014 《USED・委託品》


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《試奏インプレッション》

★真木
クラシックギターの名残を強く残しているモデルのせいか、非常に生感の強いサウンドですね。取り回しのいいパーラーサイズならではのレスポンスとウォームサウンドです。サスティーンも非常に自然な減衰で、ナチュラル&オーガニックなトーンが楽しめます。
「ナット幅=47.6mm」と数字的には若干構えてしまう広さですが、ソフトVネックと相まって、体感的にはさほど弾きにくさは感じない…と言う事をまずお伝えしたいです。000-28よりもサウンドホール内の適度な音のたまり感があり、しっかりとしたレスポンスもある、という絶妙な塩梅。特に指で弾きたくなるトーンですね!

★甲斐
音の角が丸くてコロコロとしたトーンで、跳ね返りが強くて気持ちいい音ですね。
高域が少なく、その分非常に落ち着きがあって、趣き深い雰囲気のある音。
弾くポジション、ピッキング位置、指弾き or ピック弾きなどの変化に凄く敏感に反応してくれます。スティール弦ですがどこかガットにも似たサウンドニュアンスを感じるのが不思議です。小さい音量でもとても良い音なので、ご自宅でゆっくりと爪弾く用にも最適だと思います。

《総評》

クラシックギターの名残を強く残したモデルの為、ヘッドのスタイル(スロッテッドヘッド)、シングルオーのニューヨーカースタイルボディがめちゃくちゃカッコいい。
まず、初見でここにやられますね^^

シングルオーサイズならではのレスポンス、取り回しの良さ、どこがガットギターのようなサウンドニュアンスを感じる独特の鳴り。今回の4本の中で一番、弾き応えのある味わい深い鳴りで、弾くジャンルや奏法がギターに寄って引き出されるような印象さえありますね。ドレッドノートや000(トリプルオー)とはまた違う側面のMartinの魅力に触れたい方には是非おすすめしたい一本です。例えば、一日の終わりに何気なく爪弾くと一瞬で心を解いてくれるような…そんな優しいトーンが魅力の個体です。

一度、ボディバインディング浮きの修正歴がありますが、よく見ないと分からない程に美しく補修されています。(正規輸入代理店にて修正作業済み)
これからも第一線でバリバリ活躍してくれる一本です。


★デジマートリンク → https://www.digimart.net/cat02/shop4895/DS05262281/




以上になります。インプレッション、如何でしたでしょうか。
元バンドマンの真木、現役ギタリストの甲斐のそれぞれの感じ方があり、面白いインプレになったかと思います^^

今回の4本それぞれが各々の確固たるサウンドアイデンティティを強く持ったモデルなので、同じブランドとは言えど、同じ土俵の上では比べきれない程に個々の魅力に溢れた4本です。

「今どういったサウンド、弾き心地が欲しいのか」
「どういった音楽ジャンル、プレイスタイルなのか」
「主にどんなシチュエーションで弾くのか」


など、様々な条件で選択するギターは分岐してくると思いますので、是非弾いてご判断頂けましたら幸いです。自分で弾いて選んで迎え入れたアコースティックギターは、所有満足感もひとしおだと思いますよ。
詳しいサウンドとフィーリングは是非、店頭にて試奏でご確認ください。
全モデルを弾き比べて、ベストな一本を是非迎え入れてください。

Martin の他にもGibson、Headway、お求めやすい価格帯ではEpiphoneやLAGなど、
多数の厳選アコースティックを取り揃えておりますので、こちらも是非ご注目頂ければ嬉しいです。

特にずっとエレキギターを弾いてこられた方に是非アコースティックギターの扉を開くお手伝いが出来たら、と思います。良い意味で、全然違う楽器である事 & 表現方法の違いにきっと楽しみを見つけてもらえると思います!


それでは、また!

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