「KGW T-S」は、ブライアン・メイ本人のギターのピックアップを忠実に再現しているモデルです。
シングルコイル・ピックアップは通常、ボビンがあり、ボビンにマグネットで出来たポールピースが付いていて、そこにワイヤーを巻き付けて製作するのですが、ブライアン・メイのピックアップはボビンが無く、基本的に下の台座とピックアップカバーで出来ています。
台座の上に、ピックアップの半分の長さの長方形フェライト・マグネットを2つ並べてバータイプのマグネットのように設置します。
その周りにコイルを巻きたいのですが、マグネットに直接ワイヤーを巻くことが出来ないので、別のダミーマグネットを用意し、それに一旦ワイヤーを巻きます。
このままではワイヤーがバラけてしまうので、バラけないようにワイヤーの周りをテープで巻き、それを実際のピックアップのフェライトマグネットにはめ込みます。
使用してるワイヤーは、極細のAWG44と言うワイヤーで、これを60%前後巻いています。ターン数を少なくすることでピッキングのニュアンスを大切にしていることが伺えます。
台座にも秘密があり、台座の両脇にはワイヤー、マグネットが落ちないように衝立があり、台座自体が鉄で出来ていて、この衝立がヨーク(ジャガーのピックアップの両脇に付いている金属の板)の代わりを果たしていて、磁界をコントロールし、パワー感を補っています。
通常シングルコイルを3つ付けた場合、フロント・ピックアップの音量、音圧がセンター、リア・ピックアップよりも大きくなり聴感上バランスをとりにくいのですが、「KGW T-S」は、フロントピックアップの台座のみニッケル素材にすることで磁石の影響を受けなくし、ヨークの役割を廃除することによって、パワー感と音圧を下げて3つのピックアップのバランスを取っています。
(※ブライアン・メイ本人のフロント・ピックアップは、ピックアップカバー自体にピックアップをネジ止めするための足を付け、ピックアップカバーの中にマグネットとワイヤーを入れ、裏側を樹脂で固めているので、おなじくヨークの役割を廃除しています。)
リア・ピックアップの位置がブリッジに近く、かなりブライトなサウンドになるので、リア・ピックアップのマグネットのみ磁力を落とし、ブライトになり過ぎないように作っています。
ブライアン・メイは、センターとリア・ピックアップ、センターとフロント・ピックアップ、この組み合わせプラス、各ピックアップのフェイズスイッチでサウンドを作っているので、リア・ピックアップの磁力の制御、フロントピックアップのヨークの制御はとても理にかなった仕様になっています。
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