2013年07月26日

PRS PU HFS & 59/09

こんばんは!スタッフ真木です!
相変わらず咳が止まらなくて非っ常に悩んでいます(病院行けよ!)
昨晩、民間療法で何とかしようと色々と検索してみました所、
咳1回に付き2キロカロリー消費するらしいですよ!
「うーん、これはダイエットに良いでぇ…」と一瞬でも思ってしまった私は明らかに間違っている(笑)

さて、本日はPUのお話。
先日、常連のお客様より「リアのピックアップをHFSから59/09に変えてみたい」とのご相談を頂きました。

HFSと言えば、80年代の終わり頃からCustom24に搭載され、2011年に59/09へ切り替わるまでの間、ずっと主戦力としてPRSサウンドを支えてきたPU。
ラインナップの中でも割りとモダンでゲインは高め、サスティーン豊かでローミッドが充実しつつ、ミッドブーストを効かせたような独特の中域のトーンがギタリストにとっては「美味しい」と感じるサウンドを得ることが出来る人気のPUです。
いわゆる皆さんがCDで多く聴いてきたPRSサウンドのほとんどはこのPUかも知れません。
(ちなみに今更ですが、Hot、Fat、Screamingの頭文字でHFSなんですよ!知ってました?)

ただ、セッティングやジャンルによっては「ローが強すぎてしまう」「ちょっと中域に癖が感じられて好みじゃない」「ゲインが強く感じる」というお悩みの声も少なくなく、今回はローをもう少しスッキリとさせることが出来ればというご相談のもと、59/09への交換と相成りました。

5909_Treble.jpg

結果的に、とてもクリアでワイドレンジに、且つ欲しいローはしっかりと残ったままジャキッとしたサウンドへ。ゲインは落ちたもののパワーと押し出し感は保っています。
搭載のギターがシングルカットだったので、なおさらローはコントロールしやすくタイトになりました。
しっかり歪ませても粒立ちがはっきりとしたサウンドです。

ラウド&ヘヴィな音楽は意外と低音弦はローよりも輪郭のはっきりしたハイミッドがザクザクとなってくれる方が重要で、アンサンブルで抜けてくれて良いんですよね。
7弦ギターやローダウンチューニングのギターなんかもチューニングを落とせば落とすほど、トレブルとミドルで音の輪郭を意識して作ってあげる事が大切だったりします。
またゲインが高めのPUよりもそこそこのパワーでおさまっているPUの方がアンプ側で歪みをコントロールしやすい…という意見も多くお聞きしますね。

今まで長年のPRSの歴史を支えてきた名PUとこれからのPRSを形作っていくPU。
どちらも素晴らしく、この機会に同じギターに搭載して改めて試す事が出来たのは貴重な体験でしたね。

※2013年よりCustom24、Custom22は共に「57/08 Treble & Bass」 or「HFS & Vintage Bass」が選べるようになりました。
※現在59/09はリプレイスメントとしてのみ販売。

以前に書かれた東京店チーフエンジニアT氏のPRS PUに関する記事もとても為になります^^

PRS New Pickup 搭載ギターのワイヤーの話
新ピックアップ発売決定【59/09&53/10】
PRS新発売PUのご紹介♪《59/09PU,53/10PU,StandardPU》

PUのサウンドは決して優劣ではなく、好みの問題や搭載するギターのモデル、個体との相性にも左右されるので一概には言えないナーバスなお話になるのですが、PUはいわばエレキギターの心臓部。
所有しているPRSのサウンドをガラッと変えたい!とお考えの方は是非ご相談下さいね。

現在福岡店で在庫しておりますPRS PUは以下のとおり。

-------------------------------------------------
59/09 Treble & Bass(Nickel、Non Covered) 24,150円
Standard Treble & Bass(Nickel、Non Covered) 23,100円
HFS
・Black Bobbin、Gold 15,200円
・Zebra Bobbin、Gold 15,200円
・Zebra Bobbin、Nickel 14,200円

Vintage Bass
・Black Bobbin、Nickel 14,200円
・Black Bobbin、Gold 15,200円
・Zebra Bobbin、Gold 15,200円
・Zebra Bobbin、Nickel 14,200円

(For 5way Rotary Circuit ※マッカーティ回路にも搭載可)
※全てオールドデザイン。

53/10 Treble & Bass(Nickel、Covered) 24,150円
(For McCarty Circuit ※Push-Pull トーンポット対応)
---------------------------------------------------
もちろん在庫のない商品でもお取り寄せも可能ですので、お気軽にご相談下さい!
(生産完了PUに関しましては一度ご確認をお願い致します。)

それでは、また!


posted by Maki at 18:09 | 福岡 ☁ | Comment(0) | ピックアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: