福岡は一昨日から雷をともなった雨によって若干過ごしやすい気温です。
(それでも汗ばむくらいですが^^;)
気温変化で体調崩されませんようにご注意を!
さて、本日は急遽新入荷の一本をご紹介!


PRS Santana MD 10TOP -Gray Black-
サンタナモデルとしてはI、II、IIIに次ぐ4代目に位置するモデル。
それまでのサンタナモデルとはまた一線を画した新しい画期的なシステム
「MVC(Mastering Voice Control)回路」を搭載して世に登場したモデル。
極上USED品の入荷です

それでは、写真とともにゾクゾクご紹介してまいりましょう^^



本機専用のPU「Santana MD Tr & Ba」

コントロ−ルの配置はSantanaIII同様、ボリューム、トーン、3Wayトグルスイッチ(PUセレクター)。
そして、もう一つ。ミニスイッチが本機の最大の特徴であるMVC(Mastering Voice Control)回路。
60年代のシングル・コイル特有のサウンドを生み出す事が可能になり、
サンタナトーン+更にサウンドバリエーションが増えました。
「MD=マルチディメンショナル」の名前の通り、このMVC回路搭載により更に多面的、
新たな側面のサウンドクリエイトが可能に^^
(プリセットされたスイッチ、という意味ではヴィンテージPRSに搭載されている「スウィートスイッチ」を彷彿とさせますね。)

本機の前モデル「Santana III」では一時期無くなってしまっていた
アバロンのラインも本機でまた復活!
このアバロンラインインレイはサンタナモデルならでは!やはり高級感がありますよね。
このインレイへの憧れを強くお持ちの方も多いでしょう(私もその一人^^)

PRSネックシェイプの中では一番しっかりとした厚みを持つ「Santana」ネック。
丸みのあるネックで握った時に手にフィットしてくれる安心感のあるグリップです。
「厚みがある=弾きにくい」では無く、是非一度握って弾いて判断して頂きたいネックですね。

J-Birdインレイ。
2008年にオールドバードインレイからこの中抜きアバロンの仕様にチェンジ。
結果的に数年しか生産されなかった貴重なバードインレイです。
アバロンのアウトラインのみで象られたバードがより躍動感を感じさせるデザインですね!

サンタナモデルの象徴、左右対称ヘッド。

前モデルのチューニングシステム、Phase IIチューナー。

バックはソリッドブラック。

本機には高級感のあるアーティストレザーケースが付属致します^^
もちろん付属品も完備。

美しいトップカーブ。
弾いたらどうしても出来てしまううっすらとしたピック傷とトップエッジに極小の傷が一点確認できる程度の極上品です!

往年のサンタナモデルにより多彩なサウンドメイクが可能になった
「MVC」によるサウンドはさすがに「ストラトまんまのどシングル!」というわけではありませんが、
シングルコイルっぽいゾリっとしたザラつき、ピッキング時のバイト感のニュアンスはトーンバリエーションの一つとして嬉しいサウンドです。
「ハイミッドブースター」という表現が一番近いでしょうか。
サンタナ特有の太く甘いトーンから、スイッチ一つできらびやかさを足してあげる事が出来るのは、フレーズのインスピレーションに大いに貢献してくれますね!
比較的重めのウェイトの部類の個体ですが、この重さが起因するロングサスティーンは
素晴らしく、立って持った時のボディバランスもバッチリ。
最近では中古市場でもなかなかお目にかかることも少なくなった「MD」。
希少、人気のグレイブラックカラー、極上美品と言った嬉しい条件の揃った一本!
サンタナ繋がりの余談ですが、常連のサンタナフリークのお客様と「サンタナトーンに近づけるためには!」というお話をよくさせて頂いているのですが、ただトーンを絞って角の取れた丸いトーンにすればサンタナに近づけるような簡単なわけではない…と改めて痛感しています。
アタックは丸みを帯びながらも、伸びていく音にはカリッとした適度な芯と固さがあるトーンなんですね…何となく「アルデンテ」的と言いましょうか

もちろん年代、アルバム、その当時の使用ギターやアンプによっても違ってきますので、流動的な面とはまた別に「ピッキング」がやはり肝なのでは、個人的には思います。
あの独特の大きな三角ピックを駆使して、弦に対する当て方(平行、立て気味、逆アングルなど)、どれだけのピックの面積で弾くか、ネック寄りorブリッジ寄りで弾くのかなど…。
その絶妙なさじ加減でフレーズの度に微妙に変わっていくニュアンスをコントロールしているのではと思いますが、それがまた難しい…^^;
またそのコントロールは意図的にやっているものなのか、ナチュラルに生み出されているものなのか…何か分かりかけるとまた迷宮に迷い込んでいく(笑)
それが本人にしか創り出せない唯一無二の「Signature Tone」の妙なのでしょうね!
トーン探求は難しいですが、楽しいですよね^^
ちょっと長くなりましたね、読んで頂きありがとうございます!
それでは、また!