さて、いきなり個人的な音楽的嗜好のお話からスタートするのですが、
私真木「ラウドロック」好きです!
そのジャンルにおいて、必須になってくるのが、「ダウンチューニング」。
Drop-Dは当たり前、全弦半音下げ + Drop C#、全弦一音下げ + Drop C、
はたまたDrop B、Drop Fなど、音楽性の広がりと共に多岐に渡るダウンチューニング
が展開されてきている昨今のロックシーン!
先日は、PRS S2 Custom24の「Drop Bチューニング + 011〜056ゲージ弦への変更」
のモディファイメンテ & セットアップ依頼もいただきました!




PUもPRS Metal PUへの交換、ポットもアップグレード、ナットもブラックタスクに交換&弦溝調整、お好みのサウンドやプレイスタイルのジャンルに合わせたトータルセットアップも経て、ラウド専用機として生まれ変わり、お喜び頂けました。
という訳で、今回はドロップチューニングを要するロック=便宜的にひとことでまとめると「ラウドロック」に関して、個人的な嗜好も交えながら、ジャンルに適したギターとその利点と魅力について執筆してみました。
今回はプチコラムのような内容になっていますので、どうぞお気軽にお読みください^^
まず「ラウドロック」とは?
恐らくこの呼称も曖昧なものではあります、日本的な呼称かとも思います。
ジャンルの意味合いも広く、個々人で捉え方も違いますので、ここはある程度個人のジャンル感覚で判断してもらえばいいと思います。かなりザックリ言うと、メタル〜ハードコア〜エモ・スクリーモ近辺を想像してもらえればと思います。ギタープレイにフィーチュアするとザクザクとしたリフが主体のアプローチが楽曲を通して割合を占めます。
以下のリンク先も是非チェックです!
★日本を代表ラウドロックバンド10選
→ https://www.redbull.com/jp-ja/loud-rock-select-10
私真木自身はLIMP BIZKIT、LINKIN PARK、HOOBASTANK、日本ではRIZE、宇頭巻、GUNDOGなどのいわゆるニューメタル/ラップメタルから始まり、その後はEMO/SCREAMOの流れも受け、THE USED、Finch、Funeral For A Friend、SAOSIN…などがメインで好きになりました。
比較的お茶の間にも浸透しているラウドロックと言えば、UVERworld、ONE OK ROCKもそうですよね。
HR/HMはもちろんながら、いわゆる90年代〜00年代ミクスチャーと呼ばれる音楽から7弦ギターの盛り上がりなどを経験しつつ、ドップリとハマっていった世代です。
KORNやSteve Vaiの使用によって隆盛を極めた7弦ギターも一時は影を潜め、その後、主流になったのが6弦ギターの太いゲージでのDropチューニング。そこで先述の様々なダウンチューニングの幅が広がってきたんですね。
今では、ラウドロックはプログレや民族音楽などとのミクスチャーを経て化学反応を起こしつつ、多様性とジャンルの幅を広げて進化を続けながら、その音楽性のエッセンスは、国内のJ-ROCK、V系、アイドルやアニソンなどの楽曲にも影響が色濃く垣間見られて、
日々耳にするようになってきた事で、ある種ラウド戦国時代を感じさせる昨今のシーンとなっております。
そんな流れでラウドロックが身近な音楽にも浸透してきた事で、多弦ギターやヘヴィなサウンドに特化したギターや機材の訴求力が今まで以上に様々なギタリストに必要とされていく可能性が更に広がりました。
そして、改めて弊店の店頭を見渡してみて、特にそういった音楽性をカバー出来るギターと言えば…"dragonfly BORDER Custom666"!

dragonfly
BORDER 666 PG 2H Alder -Matt Black-
【弊店代表選定品】
BORDER 666 PG 2H Alder -Matt Black-
【弊店代表選定品】
★デジマートリンクはこちら★
https://www.digimart.net/cat01/shop4895/DS04490580/
そしてマルチスケール × 7弦の"SAITO S-HL7"!

SAITO GUITARS S-HL7
≪Ash Body × Maple FB≫ -緋宴-
【SAITO NEW MODEL 1st ロット】
≪Ash Body × Maple FB≫ -緋宴-
【SAITO NEW MODEL 1st ロット】
★デジマートリンクはこちら★
https://www.digimart.net/cat01/shop4895/DS04323194/
それぞれの仕様や詳細はリンク先のデジマートをご参照頂きたいのですが、この2本を改めて弾いてみますと、やはりめちゃくちゃ実戦的。
それぞれがマルチスケールや、666スケールなど特徴を持つ二本ですが、それぞれのアプローチでDropチューニングを必要とする楽曲やプレイヤーへの回答を見事に提示しています。
私自身もバンドマン時代の昔は"スケールが長い事による恩恵"、"テンション感によるトーンの違い"はそこまで気にしていなかったのが正直な所…意外とプレイヤーさんには多いのではないでしょうか。
と言うか感じ取れていなかったのですが、今、改めてこのギターに対峙して思うのは、本当に音がぶれない、サスティーンが豊か。チョーキングをして伸びやか〜というサスティーンとはまた違う、和音を弾いた時の曇りや濁りの無さ、減衰が長く続く、その質感がずっと続くという良さです。音の塊が散らない、とも言いましょうか、コードの存在感が強い。
しかも、ラウドロックは歪み一辺倒ではなく、楽曲におけるクリーンサウンドとの対比が重要だったりする所、この2本は圧倒的にクリーンが綺麗。
全然ポップスや歌物のカッティングにも使えてしまうレベルのサウンドなんですよね。
PUのセレクトやマテリアルのセレクトなども考え抜かれた末の採用です。
これはドロップチューニングのラウド系のギターの人たち迷わず使いますね…と改めて深く納得しましたね。それは、長年の間に渡り今もなお全世界のラウドサウンドを支え続けているPRSや、7弦ギターの大家であるIbanezでも思いますが、そこにプラス"新しい世界や音と弾き心地の選択肢"が広がったな、と改めて感じました。
「ロック=ピッチのたわみ、フラットやシャープのズレが生み出す独特のうねりやグルーブ」という世界は確実に存在し、非常にカッコいい!と感じつつも、特に近年の鍵盤やシンセなどの同期モノとシンクロする時に、ピッチがズレてしまわないように、そしてたくさんの音数のバンドサウンドの中でしっかりと受けてくれる音像、輪郭を必要とする為に、このブレなさと音の輪郭が絶対的なアドバンテージなんだ…と感心します。
先述のSAITO S-HL7同様にstrandbergに代表されるファンフレット(マルチスケール)の浸透、7弦ギターの再びの隆盛、更なる多弦=8弦や9弦ギターの登場、そしてEVERTUNEブリッジの誕生などなど…ドンドン音楽性の進化と共に可能性が広がっているな、とも感じます。
是非、九州のラウドフリークの方もそうでない方も、一度弊店にて先ほどご紹介のdragonfly BOEDER、SAITO S-HL7を試奏してみてください。
新たなギターの可能性の発見や、大いにインスピレーションを刺激してくれる事と思いますよ。そして、PRSが何故モダンなラウドロックに長年重宝されるか?という部分も是非試奏で体験頂きつつ、スタッフ真木とのロック談義が出来ればと思います^^
ご自身のギターのラウド専用モディファイのご相談、オーダーギターに関してのご相談も待ってます!
やはり私自身も音楽が好きで、その音楽を奏でる楽器が好きで、日々職務に従事させて頂いているので、どういった音楽バックグラウンドがあるのか、なども知ってもらえたら、ご来店やお問合せの際にも楽しいのかな、と敢えてパーソナルな事をこの場に書かせて頂きました。今もジャンル問わず、素敵な音楽をディグり続けていますので、是非色々と教えてくださいね!
と言う訳で最近好きなラウドロックはこちら!
それでは、また!
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