梅雨明けしたのは良いですが…福岡、めちゃ熱くないですか?もう序盤で滅入りそうですが…(笑)BUG福岡店はエアコンで適度に冷やして(楽器のコンディションが第一!)にしてお待ちしておりますよ!8月もサンパレス店、宜しくお願いします!
さて、今回は先日に引き続き"5弦ベース試奏インプレブログ"をお届け。
福岡店スタッフ 真木 & 甲斐の二人がおススメしたいBUGラインナップを試奏して、
インプレをお届けするこのブログトピック。
前回は「Provision」の5弦ベースを2本ご紹介しました。
→ 福岡店”5弦ベースインプレッション特集"【前編=Provision編】

現在の福岡店に在庫の5弦ベース全ラインナップから今回取り上げるブランドは、
「dragonfly」


主に、ラウド / ヘヴィなサウンドを中心とするロックバンドのギタリスト、ベーシスト御用達でお馴染みですね。
彰 (UVERworld)、玲央 (Lynch) 、PABLO (Pay Money To My Pain)、TORU (One Ok Rock)、ミヤ (MUCC)、YOMA(The Winking Owl)、UZ (SPYAIR)
などなど…(敬称略・順不同)
ラウドなバンドサウンドが主戦場ではありますが、様々なジャンルに対応し得る、多様性のある楽器を製作し続けている事も、今回のベースインプレで是非知って欲しいですね。
それでは早速インプレ開始!

CS-5 / 345 Custom
"Chestnut Top × Mahogany Body"【弊店代表選定品】
"Chestnut Top × Mahogany Body"【弊店代表選定品】
※スペックやその他の写真はデジマートリンクページをチェック!
★デジマートリンク → https://www.digimart.net/cat03/shop4895/DS05306481/
【試奏インプレッション】
《真木》
マホガニーボディ(チェスナットトップ)× メイプルネック × パーフェロー指板で構成されている本機。まず弾いて感じたのが、結構大人しい、良い意味での優等生感。
しかしながら全レンジしっかりと出ていて、どっしりとした音像。
とてもジェントルな楽器、と言う印象を持ちました。
どちらかと言うとストラップ高めに構えて、AORやジャズフュージョンなどのジェントルなシーンでの活躍が想起されました。
34.5インチと通常のロングスケール(Fenderスケール)よりチョイ長な事も作用してか、指板上のどこのポジションの音でも音の輪郭がしっかりとしていて、ハリがありますね。
アクティブプリアンプをONにすれば、より音の輪郭がはっきりと、そして音像が太くなり、ロックサウンドに馴染が良いニュアンスにより近づきますね。
プリアンプのコントロールと合わせてアンプ、ペダルとの組み合わせでより汎用性が広がる可能性に満ちた一本ですね!
《甲斐》
このウッドマテリアルからくる腰の据わったどっしりとした音の特性と各部スペックの特徴からか、「ザ・ハイエンドベース」だな、と思えるバランスの整った出音が印象的でした。
ステンレスフレットならではの音の立ち上がりの良さ、アタックの鋭さで、
極端に低域に寄せたセッティングでも重苦しくならずにしっかりと抜けて欲しい所は抜けてくれるサウンド。フィルター系やオクターバー等のエフェクトを使用しても相性がいいのではないかと思います。

d-fly CJ-5 -Metallic Blue On Ash-
【dragonfly "d-fly Series" NEW Model・弊店代表選定品】
【dragonfly "d-fly Series" NEW Model・弊店代表選定品】
※スペックやその他の写真はデジマートリンクページをチェック!
★デジマートリンク → https://www.digimart.net/cat03/shop4895/DS05463879/
【試奏インプレッション】
《真木》
ネックと指板が1Pのメイプルネック、そしてボディがアッシュの本機は、弾いてまず感じるのが音にパワーがある、と言う事。
倍音が豊かなせいか、結構派手な音像ですね。ハイミッドが前面に出てくるので弾いていてテンションが上がります。ピックでブリブリ弾き倒すも良し、スラップでバキバキにファンキーにかますも良し。
アクティブプリアンプをONにすると、音に締まりとまとまりが出るので、逆に扱いやすくなる印象。アッシュ × メイプルの構成の場合、結構ハイが立って扱いづらいのかな…と感じる方も多いかもですが、是非弾いてみてください。
全くそんな事はなく、この構成ならではの暴れ感やサウンドニュアンスを生み出している魅力に気が付きますよ。
《甲斐》
こちらもこの材構成からくる特徴がしっかりと感じられる出音。
バキッとした明るく元気の良い音が特徴で、激しいスラップやピック弾きでも負けずにちゃんとついてきてくれる印象です。
ピッキングのニュアンスも出しやすくて、音の押し引きがしっかり出来る点も印象的です。また、弦の表通し / 裏通しの選択が出来るので、より手軽に好みの音の方向に持って行くことができると思います。
そして、両機共に共通するボディのフィット感の良さはやはり抜群ですね、長い間試奏していても全くストレスを感じません。
【総評】
今回の二本は前回ご紹介した「Provision」のトラディショナルなスタイルとはまた一線を画したモダンなスタイル。またアクティブプリアンプも搭載している事で、パッシブ ⇔ アクティブの切り替えが可能。
”アクティブがアクティブ臭くない”と言うのが良さのベースもありますが、本機はどちらかと言うと、"良い意味でしっかりアクティブ。だが、それが良い!"と言う印象。
人によっては「アクティブの音は嫌いなんだよね…」と言う声も実際にお聞きする事はありますが、アクティブ時の3バンドイコライザーの効きが良く、積極的に音作りが楽しめる点を、是非ポジティブに着眼して欲しいですね。
パッシブはパッシブの生々しさを、アクティブはアクティブの押し出し感と幅広いサウンドメイクの可能性、良さをそれぞれ持っている。
その多面的な魅力をコントロール出来る楽しみがこのベース達にはありましたね。
ボディバランスやウェイト感もちょうど良く、プレイヤー目線をしっかりと感じる出来の良さ。どこか、海外のハイエンドブランド=Ken Smith、Foderaなどと似た印象も感じましたね。
これまで「Fender系のジャズべ、プレべしか所有した事が無いな〜」と言う方の新たな武器としての導入もおススメしたいですね。
音造りの幅が広がる事で、プレイの幅が広がり、ひいては表現力の幅が広がる!
創作意欲を掻き立ててくれ、ベーシストとしてのもう一レベル上のステージへ引き上げてくれますよ。
そして、補足として大事な知って欲しい事!今回ご紹介の「d-fly Series」に関して。
これまでdragonflyでは基本的にカスタムオーダーのモデルを中心に製作されてきましたが、本シリーズ「d-fly」は、マテリアルのグレードや高品質なクオリティはそのままに、仕様をシンプルにまとめ、1ロットの限定生産にて同仕様で製作する事によりコストをカットする…という企業努力と工夫の末、これまで通りの実戦的なプロユースのスタンスを貫きながら、よりお求めやすい価格帯を実現したハイコストパフォーマンスモデル、なのです。
プレイヤー、バンドマンの気持ちに常に寄り添い、そして応えた、メーカーからの回答を是非受け止めてください。
以上、インプレッションでした。
前回のブログでご紹介の「Provision」よりもよりモダン、先進的、多用途に使えるベースとして製作されている今回の二本。
dragonfly=ラウド系ロック御用達!というのは事実ではありますが、それだけではない懐の深さを是非、多くの方に知ってもらいたいですね。
実際に弊店常連のヴィンテージベースマニアの方に弾いてもらった所、「音にまとまりがあって凄く良い!アクティブプリアンプも積極的に音作りの用いる事が出来て、実戦的なベースとして本当に良い!」との評価を頂きました。
詳しいサウンドとフィーリングは是非、店頭にて試奏でご確認ください。
是非スタッフにもお気軽に出したいサウンド、導入したいベースの方向性、などなど何でもご相談ください。
それでは、次回は「SAITO GUITARS」の5弦ベースをインプレ!
どうぞお楽しみに!
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