先日のアレなアレのアレな話をお届けお届け〜
もうこの一枚を隅々まで見るだけでも・・・ 唾をごっくん飲んでしまう貴方、、、
イケてます!
このギターは、そもそも昨年2011年9月に、アメリカのPRS本社工場にて、(例年同様)B.U.G.プロデュース・プライベートストックとして、私が材を選定し製造されるPSギターをオーダーしに赴き、そこでさらにPaul Reed Smith氏からの特別オファーとして、ご本人提供の『Paul's Special Wood』(Paul's Killer Top)を贅沢に振る舞ったプライベートストックとして誕生したものです。
これら2011年オーダーの数本を、今後『Paul's Killer Wood Series』と呼ぶことにします。
PKWS・・・ なんだかWifiの暗号化技術のようですが。(笑)
では、多数写真をご用意しましたので、見てまいりましょうか。
『Private Stock PS#3635 Serial#12-186165』
まず、否が応にも目に飛び込んでくるこの強烈な杢目と美しいインレイ。

カラーは「Copperhead」。塗装は極薄の「High gloss nitro」です。
ボディの周囲にキラキラと輝くインレイが施されているのは御覧いただけますでしょうか?
ちょっと違うアングルも行ってみましょう。

これを見て、「おやおや?」と何かに気づいた方は、かなりB.U.G.とは懇意にされている方ですね!?
そうです、このギターのTOPは、木材がPaul's Stashなだけでなく、さらに、アーチの形状も「DEEP CARVE(ディープカーブ)」なのです。
もっとわかりやすい写真にしてみましょうか。
それ。

伝わるかな、、。

しかしこのメイプルトップは豪華!
硬くて強くて、全周囲ギンギンです。
さすがPRS Guitars創始者の提供する木材です。
続いて自慢のインレイ達。
まずはヘッドから。

Scrimshaw(スクリムショウ)のように、緻密な細工がされたインレイは、
『Etched Bird inlay』と呼ばれ高価であるため、普段目にすることはありませんね。
コダワリのギター、世界に一本のギターを作るなら、とことん手抜きはしません。
素材は、「Gold Mother of Pearl」です。
バードインレイもご覧のとおり。

全てのインレイが彫刻にて仕上げてあります。
それに加えて、ボディ全体、ネック全体、ヘッド全体、そしてサイドマーカーまで!すべて「Green Ripple Abalone」でインレイ(縁取り)を施してあります。
どの角度からも光が差し込み反射して、キラキラと輝く様は得も言われぬ神々しさがあります。
イーグルがつかむフラッグには『Anniversary』と彫刻されていて、
これは「誰かの記念の為に末永く愛される世界で一つだけの品」になって欲しいという思いを込めて、このように指定しました。
続いて、次なる目玉となる『Honduran Rosewood』のネック&『Figured Mahogany』のコンビネーション。

引きで行ってみましょう。

こんな感じ。
ボディバックが厚いことがお分かりいただけると思います。
マホガニーの模様も普段目にすることが出来ないオーラを放っていますし、
ネック材もココア色がマッチしていて、そして手触りが気持ち良いんです。
今回初めてPSチームがストックしていた材を使わせてもらったので、ホンジュラスローズネックは初体験です。
ボディがマッカーティ厚で、Custom24仕様、ローズネックにソリッドボディなので、重量は重いですが、重くなければ出せないサウンドを狙っての製作品です。
これは凄いですよ。言葉での説明は、ちょっと難しいですよね。
もう試していただくしかないのですが、、、
(誠に恐縮ですが、一見さまによる単に試したいだけの試奏はお断りさせて頂きます。お得意様、購入前提の方はこの限りではありません。)
さあ、最後に。

ボディのTOP。3つのツマミがありますが、これも指板同様に漆黒のEBONYを使用して、その上にBird Inlayを施してあります。(ペグボタンもEBONYです)
ボディ周囲のインレイが綺麗ですね。
ピックアップには「Dragon 2000」を採用。
ネック材やボディとのバランスも考えてセレクトしましたが、これが大当たり。
宝物として、きっとずっと大切にされるだろうなと、もう今から感じています。
如何だったでしょうか?
B.U.G.プロデュース・プライベートストックギター。
音質はもちろんのこと、ゴージャスで、品があって、誰も持っていない世界で一つだけのギターをコンセプトに将来の価値まで考えて製作しています。
けして安い品物にはなりませんが、それだからこその『Private Stock』。
ご一考頂ければ光栄です。
今後も度肝を抜くような、地球でも指折りの美女が登場しますのでご期待ください。(笑)
それでは、また。
あ、そうそう。
セットアップは私とPRS氏コダワリの「0.095-044」ですよ♪