■ D’Addario XT SERIES ■
EXL、EXP、そしてNYXLとギター弦を進化させてきたD’Addarioから、
最新のコーティング弦『XT 』が誕生しました。
D’Addario社では、独自の最新コーティング・テクノロジーと
これまでに開発してきたNYSteelといった素材やFusionTwistsのような
革新的要素を組み合わせ、 実現が難しいと言われてきた
ノンコーティング弦のようなナチュラルなトーンとタッチフィーリングを
併せ持ったロングライフの弦の開発に取り組んできました。
XT シリーズは、 独自のコーティング・テクノロジーによって
ハイカーボン・スチールを芯線とした巻弦とプレーン弦の
全てにコーティングを施したことでかつてない長寿命化を 実現し、
強度、ピッチ安定性、耐腐食性においてこれまでのコーティング弦にはなかった
高いパフォーマンスを誇る弦がついに完成しました。
いきなりイメージPVとオフィシャルHPの紹介記事で始まりました今回のブログ!
DaddarioからNYXL以来の新しい弦の誕生、と言う事で福岡サンパレス店でも取り扱い販売開始!久しぶりに弦のレビュー記事をお届けしたいと思います!
弊店にて実際にギターに張ってみて、試奏レビューをお届け!
初回入荷のラインアップは以下の通り。
●エレキ:009〜042、010〜046、009〜046
●アコギ:「PHOSPHOER BRONZE」「80/20 BRONZE」2種類、それぞれ012〜053、011〜052、010〜047の3ゲージ
今回はエレキをフィーチュアして010〜046を張ってレビュー!
レビューに使用するのは弊店にご来店の方にはお馴染み、PRS CE24!
特徴的なレアフィニッシュで一度見たら忘れられない憎いヤツ!
「試奏機でUSA製のPRSを使って弾かせてくれるお店、初めてです…」
と言われる事も多く…確かに、普通に考えたら、そうですよね(笑)
長年たくさんのお客様、弊店スタッフが弾き込んで、ギターとしても良い仕上がりになってきている自慢の一本です。
では、早速レビュー開始!
トーン(クリーン、クランチ、リード)
●真木
まずクリーン。シャキッとレスポンス良く、クリスピーでコードの一音一音の粒立ちがしっかりしている音の芯を感じました。
クランチ(オーバードライブ)は歪みで潰れる事なく、音の輪郭をしっかりと保ちながらゲインと倍音を纏う印象。
ハイゲインサウンドでは、歪み量に比例してコンプ感は増えても、輪郭は引き続きしっかりと保ったまま。Drop Dなどのダウンチューニングで深く歪ませたリフでも音が立つ、歯切れが良いのが特徴的でしたね。
●甲斐
どの歪み量でも一貫して、ノンコーティングに近いサウンドが出せるように感じました。
クリーンで使うと良いけど、ハイゲインだとパンチに欠ける(その逆も)といった弦が多い気がしていましたが、そういう意味で今回のXTシリーズはバランスの良さが一つ抜き出ているように感じます。
テンション
●真木
同じゲージでもブランドやコーティングの有無で微妙に違う事もあり、フレーズの弾きやすさにダイレクトに直結する部分なので個人的には一番重要視したい部分!
その点、きつくも柔らかくもなく、しなやかなテンション感ながら、音の芯を感じる…アルデンテ感、と言うと伝わりやすいでしょうか。チューニングの安定もバッチリ。
通常のダダリオともテンションの違いはあまり感じませんでしたね。
同社「NYXL」の方がもう少し、テンション感と張り感があるような印象ですね。
●甲斐
きつくも無く、柔らかすぎることも無く、良い意味で特に印象がありません(笑)
硬すぎたらどうしよう!などの心配無く、試して頂いて良いかと思います。
弾き心地
●真木
様々な音色と共に、色んな奏法で弾いてみた際に、何気なく弾いたスウィープ奏法がとても弾きやすく発音が良かった!
クリスピーなトーンが故に、音がダマになったりせず、ちゃんと分散した和音として点の音として発音してくれる!と感じました。
テンション感とも関係するのですが、テンションがきつすぎず、柔らかすぎない事も起因して、弦の振幅の揺れが塩梅良く、ピッキングコントロールしやすいです。
●甲斐
コーティング弦ならではのもったり感が少なく、特に巻弦で強めにピッキングした時にあって欲しい、ゾリッとした音と感触がちゃんと出てくれる印象です。
張り立てからチューニングの安定性が高かった点も嬉しいポイントだと思います。
手触り、質感
●真木
プレーン弦はコーティング弦ならではのツルツルな質感、巻弦はナチュラルな手触りですね。Elixir Nanowebの質感と似ている印象を受けました。しかし、サウンド、テンション感は明らかにElixirとはまた違う…この味わいの違いは是非試してほしいです。
ちなみに真木は長年Elixir Nanoweb愛用中。そんな中、自分のギターにも張ってみたい弦として今回のXTシリーズは気になる存在となりました。
●甲斐
巻弦はノンコーティングのようにしっかり「弾いている!」というのが感じられ、プレーン弦はツルツルが強めの感触です。
誤解を恐れず手触りの感触だけで言えば、ダダリオのノンコーティング巻弦×エリクサーのプレーン弦、といった感じです。
文面だけ見るとなんともアンバランスな印象を与えてしまいそうですが、演奏性と音の両面で特筆して違和感は感じませんでした。
寿命
こればかりはまだ張ったばかりなので未知数…今後に注目していきたいと思います!
「コーティング弦といえば…Elixir」と言う現在の人気、知名度を覆す存在になるか^^
総評
Elixirの誕生からコーティング弦も増え、そして進化を続け、今、時代はノンコーティングのような質感、そしてトーンにもこだわりを…と言うフェイズに到達しています。
今回のXTシリーズの登場でまたコーティング弦のブランド、印象がまた一段と底上げされた感じもありますね。
コーティング系の弦に共通するどこかコンプがかったような、一枚薄いフィルターがかかったような音の質感があまり感じられず、自然で嫌味じゃない印象でした。他のコーティング系の弦よりも音に生々しさを感じます。
そして、和音の音程のブレやにごりが無い。白玉コードを弾いた時の和音のヨレや揺れが無く、素晴らしい音の伸び。
以上から「NYXLの音の良さ × Elixirに負けない耐久性」がこの弦でもしかしたら実現されたのでは?と感じましたね。
今回、試奏機として採用した「PRS CE24」ではPRSらしくミッドがしっかり出ていたので、他の種類のギターでもまた感じ方も相性もあるとは思いますが、ギターの特性や旨味をそのまま出してくれるのかな…とも思いました。
寿命と音の両面にこだわりたい方には一度お試し頂く事をお薦めします。
皆さんにも是非ご自身のギターに張ってみたレビューをお伺いしたいですね。
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ギター、アンプ、エフェクターなどの高額なギアの買い替えや買い足しとなると、障壁は多いかもしれませんが、今回の弦はもちろん、ピックなどの"安価ながらフィジカル的に手元に一番近い重要なアイテム"はドンドン試して、ベストな物を見つけて欲しいです。
今回のXTシリーズの誕生で更に選択肢が増え、楽しくなってきたと感じますね!
今回のブログ記事を書くにあたって、海外の動画で試奏レビューも見ましたが、音の違いがちょっと分かりにくかった事、これは敢えてのブログテキスト=文字の方が伝わりやすい世界だな…と思い、今回のブログにまとめました。
しかしながら何だかんだで一番やはり「百聞は"一弾"にしかず」と言う事で、是非店頭の試奏機にてフィーリングをお試しくださいね。
既に店頭でも販売中!エレキ弦に関しては一度完売となり、追加注文分が先日入荷しました!皆さんも是非お試し頂き、レビューをください^^
イメージPVがこれまた凝っていて素晴らしい!!
★XTシリーズのラインナップ、詳細はオフィシャルホームページを参照!
→ https://kcmusic.jp/daddario/xt_series.html
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